施工実績

和室を大幅リフォーム! ートイレとフリースペースの2区画へ変貌を遂げるまでー

こちらのお宅は築100年を超える由緒ある建物。横に長く、まさに御屋敷と言うのに相応しい趣のあるお宅です。お施主様が寝室としてお使いになられている和室からトイレまでの道のりが遠く、年々ご不便に感じられるようになった、とご相談を頂きました。

寝室の隣には納戸のようにお使いになられていた和室がありましたので、このお部屋を大胆にトイレに変更することをご提案。また、元々この和室は6帖ものスペースがありましたので、トイレだけではスペースを持て余してしまう他、納戸のようにお使いになられていた場所ということも考慮し、フリースペースを設けることに致しました。

和室だった場所にトイレスペースを新設するにあたり、給排水工事の他にも一部外壁の解体・サッシの入れ替え・壁や床の仕上げ材の変更など、よりよい住環境にするための工事内容が盛り沢山!コンセントや照明器具が露出配線だったので、それらも一緒に直していきます。

               

【施工後】フリースペース

外壁はサイディングを採用。天井・壁はともにクロスで仕上げ、とても明るい印象に変わりました。照明器具もペンダントタイプからダウンライトへ変更したことでスッキリと広々とした印象の空間になりました。床は畳からフローリングに替えたことでお掃除やお手入れもより簡単に!そして、窓は世界トップクラスの断熱性能を誇る樹脂フレームとトリプルガラスのYKKapのAPW430に入れ替えました。どのような使い方をされても快適な空間となるように仕上げさせていただきました。

【施工後】トイレ

トイレは将来の介護を見据え、

バリアフリー:床はちょっとの段差が大きなケガを招くこともありますのでフラットに!

介助スペースをしっかりとる:トイレは一般的に1帖サイズのお宅が多いですが、介助に必要な内法寸法はで1,650mm×1,650mm。また、必要となる便器の前・横のスペースは自力歩行・車椅子(自力走行の有無)によっても変わってきますので、プロの意見にご相談されることをおすすめします。

ドアは引戸:車椅子の場合も、介助の場合にも便利です。有効開口幅を最大限使えますし、廊下側を介助のスペースとして使用することもできます。車椅子の走行を考えるなら、上吊り式がおすすめです。

手すりは必要になった時、その時に相応しいものを取り付けられるようにしておく:トイレの手すりは体を支えるためにとても重要なアイテムです。先回りして付けるのではなく、どのようなタイプでもベストポジションに取り付けられるように壁に下地を入れておくのがよいでしょう。

収納は直置きタイプNG:上部に取り付けるか、壁へ埋め込むタイプがよいでしょう。床に物があるとつまずきの原因となり危険ですし、できるだけ床面は広く有効的に使うのが好ましいです。

また、トイレで気を付けなくてはいけないのは「ヒートショック」対策です。トイレに入り、思わずブルっとしたり、ヒヤッと感じた経験はありませんか?室内の気温差が生じるとヒートショックのリスクが高まると言われていますが、元々トイレは北側に設けられることが多く、暖房で暖かくしている居室との温度差が生じやすい場所であるうえ、トイレは排泄をする場所。人によっては、排泄時にいきむことで血圧が急上昇する恐れがあり、特に高血圧や動脈硬化などの疾患を持っている人は、気温差による血圧の急変のリスクも合わさり、心筋梗塞や脳出血などを起こすリスクが高くなる可能性があります。

図:YKKap APW430 商品カタログP.6より

そこで、トイレの窓にもYKKap APW430を採用。室内の温熱環境を考える上で窓の高断熱化は欠かせません。樹脂フレームとトリプルガラスで、寒い冬でも室温を逃がさず、凍えるような冷気とは無縁!結露もほとんど発生しないため衛生面でも安心で快適な環境を実現します。また、夏には高い断熱性能が室内の熱ごもりを防ぎ、爽やかな空間を保ちます。季節を問わず快適でストレスのないトイレ時間が手に入り、日々の暮らしの質をぐっと高めてくれます。

日々のちょっとした不具合や困りごとが解決すると、毎日が「うまく回り出す」。 些細な不便がなくなるだけで、生活が滑らかに流れ始め、もっと自分や大切な人のために時間や心を使えるようになります。これは、ただの「便利さ」ではなく、心と生活の余裕を取り戻す大切な一歩と言えるのではないでしょうか。

また、今回のリフォームでは節水型トイレの採用と外窓交換で国からの補助金が227,000万円受け取ることができました。お得な制度を活用し、エネルギー効率の向上や快適な住環境の実現がより手軽にできるチャンス。高い性能を持つ窓に交換することで、光熱費の節約や防音効果も期待でき、長期的に見ても大きなメリットが得られます。ぜひ皆様も補助金制度を活用して、より快適で環境にも配慮した暮らしを始めましょう!

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