施工実績

いつかより今!キッチンリフォーム

今年も大掃除の季節がやって参りました。日々のお手入れでは気付けなかったことや見て見ぬふりをしていた箇所も、この時にまざまざと思い知らされることがあります。

今回の施工事例はキッチンの入れ替え工事です。キッチン本体のほか、背面収納や照明器具も交換をさせていただきました。

当時の最先端を取り入れても、時間の経過とともに新機能を搭載した設備や新たな素材など、より使い勝手のよいもの・新しいデザインが次々と販売され、「あの時に欲しかった!」と思うこともしばしば。今回のお宅のキッチンは機能的にもまだまだ使い続けられる状態ではありましたが、日に何度も立つキッチンだからこそ日々のちょっとした不満を解決させ、より快適・安全に、そして気分が高まるキッチンに生まれ変わらせることになりました。

今回はLIXILのリシェルSIという最高級ランクのキッチンを採用。直線的なデザインに、白・グレー・ベージュを基調としたカラーコーディネートですっきりと柔らかな印象を感じる広々としたキッチンに生まれ変わりました。

今回の入れ替え工事でポイントとなる点をいくつかご紹介させていただきますと、まずは何といってもキッチンのセラミック製ワークトップ。熱や傷、汚れに強く、美しい状態を長く保てる上に、焼き物ならではの独特な質感がキッチン全体の高級感を引き立たせてくれます。今までお使いの人造大理石のワークトップも高級感があり、とても人気のある材質ですが、当時の人造大理石のワークトップは熱や衝撃に弱いという点がありました。ビフォー写真にあるように、熱い鍋をそのまま置くことは厳禁でしたが、セラミックでは熱い鍋を直接置いても変形や変色が起こりにくく、また傷や汚れだけでなく衝撃にも強いので“うっかりミス”にも耐えられる、心強い素材です。

また、シンクに取付けたナビッシュ タッチレス水栓は、手や物を感知して自動的に吐水・止水を行う自動センサー機能搭載。今までのようなハンドル操作での吐水・止水に比べ、直接触ることがないので衛生的!特に止水時は濡れた手で操作することが多いので、ハンドルに水滴が残ることで水垢が付着しがちですが、それが軽減できるのでお手入れがラクに。あと、大きな鍋を両手に持った状態でも鍋に水を入れられるので、調理中は特に便利です。そして、なんと言っても一番は節水効果!必要なときに必要な分だけ水を自動で出すことができる為、建築研究所(国研)の試算では驚く効果が明らかになっております。

(下図:LIXIL 2024住宅設備機器総合カタログ 10月価格改定版 | カタログビュー )

他にもキッチン本体にコンセントが付いていたり、シンク下の高性能収納など、見どころはたくさん!

ぜひ上記リンクから製品カタログをご覧ください!羨ましい機能・デザインが豊富にラインアップされており、目移りして選ぶのが困難なほど(笑)。ショールームで実物を見ながら説明を聞いて選ぶことをおすすめしますので、お気軽にご相談下さい!

そしてキッチン全体ですが、今までは手元を照らすスポット照明を多用されていましたが、今回は天井にダウンライトを数台埋め込み、キッチン全体を明るく照らすことができるように変更いたしました。また、キッチンパネルの面積を増やすことで、よりお手入れが簡単になり清潔さを保つことが容易になりました。

さあ、いよいよ最後は背面収納です。トールの食器棚と作業カウンター+引き出し収納+ゴミ箱用スペース(マルチスペース)は使い勝手がよく、またサッシとの干渉も考え、同じ形を採用しましたが大きな変更点が1カ所。それは今までは背面カウンターの上に大容量の壁付け収納が取付られていましたが、今回はオープンにし、上部収納は設けないという大きな決断をされたことです。

年々歳を重ねると、高い位置にある収納は怖くて使えないとお聞きします。誰しもが自分の背丈より高い位置にある収納というのは使い勝手の良いものではありません。「空間が勿体ないから、付いていて当たり前、収納はたくさんあった方がよい」など様々な理由から吊戸棚を設置されているお宅が多いですが、実際お宅の吊戸棚には何が入っていますか?出番がなくても捨てるには忍びないもの、あること自体を忘れているようなものが入っていたりしませんか?収納スペースがあることで、つい不用品を溜め込んでしまいがちですが、それでは本来の収納の価値が失われてしまいます。

もし、生活パターンや家族構成の変化が生じていても、キッチン収納を見直すことなくお使い続けているのであれば、この年末、思い切って吊戸棚の中を見直し「今、本当に必要なもの」だけを残し、心も空間もすっきりと整えてみませんか?新たな年に向けて、軽やかな気持ちで暮らしをスタートさせるチャンスにしましょう!

お悩みの種類