施工実績
「坪庭」を眺めながら、くつろぎの入浴時間を!
こちらは、ユニットバス入替工事の施工事例です。
もともと1.25坪用と広く、高級感のあるユニットバスをお持ちでした。
ですが、使用年数の経過により、洗い場床部分の表面がはがれてきており、ユニットバスの中で使えなくなった機能があったりと、見た目・機能ともに少し古びた感じになってきたことから、ユニットバスの入替に踏み切られました。また、こちらでは洗面脱衣室にエアコンがあり、ヒートショック対策がなされていたのですが、浴室の中には、浴室換気乾燥暖房機がありませんでしたので、その点も改善することにしました。
ちなみにこちらのお客様宅においては、浴室が「坪庭」に面しています。
坪庭とは周りが垣根や塀・壁などで囲われた和風の庭空間の事です。
来歴は寺社・仏閣や貴族の屋敷などにあった日本庭園を、一般庶民の家にも取り入れたもののようです。ただそうは言っても坪庭を作るにも少なからず面積が必要なため、どの家にも配置できるものではないと思います。現代においては、どちらかと言えば、余裕のある敷地やその方面に趣味・志向があるお住まいに存在するものではないでしょうか。
こちらのお宅には坪庭があるため、浴室のガラスが透明になっています。
写真をご覧いただけば分かる通り、このままでも広さや高級感を感じられますが、こちらをリフォームしていきます。どのように変化するでしょうか?
既存のユニットバスを取り壊し撤去をした後の床下や壁部分はこのようでした。
床下のふところが大分広く、ユニットバスの壁面パネルを外した後には、このように断熱材が入っていました。ただ、断熱材は入っているだけで、気密テープなどで固定していないため、簡単に外れてしまっている状況です。ですので、テープにより断熱材も固定しておきました。
【採用商品】
LIXILシステムバス スパージュ 床:加飾モザイクライトグレー 壁:プレミアムⅡクラス オプトライン
浴槽:リクライニング浴槽 カウンター:ベンチカウンター
施工後はこのような空間になりました。
壁面パネルはカタログに「シャワーがキラキラと降り注ぐような縦柄を、奥行き感のあるパールで表現しました」(LIXILスパージュ カタログP102 2022.8)とある通り、実際は平面ですが、ダウンライトが当たり、余計に奥行きや陰影感を感じさせるようになっています。
また、剥がれが生じていた床面もきれいになり、モザイク柄で飽きさせません。
サッシはLIXILのTW縦すべり出し窓のトリプルガラスを採用し、バスルームで保温した熱を外に逃がしにくくしています。やはり、窓・ガラスなどにこだわっている弊社としては、ここはポイントです。
浴槽にはヘッドレストが備わっているため、身体を横たえ入浴を楽しみながら、この窓を通して坪庭を眺めることが出来ます。これはこちらのお客様宅ならではの「入浴」スタイルですね。春夏秋冬の移り変わりを感じつつ、湯を浴びる時間です。
あと、こちらのバスルームのポイントとしては、ベンチカウンターの存在があります。カウンターに腰掛けながら、横面のシャワーを浴びたり、入浴の合間に休憩をすることが出来ます。このベンチカウンターには水栓やシャワーのボタン、温度調節ダイアルがあるので、腰掛けながらでも使いやすくできています。
最後に写真では分かりづらいですが、浴室換気乾燥暖房機も備えたので、浴室内の暖房により、ヒートショック対策も備えています。
お客様ならではの住宅の配置やご希望を叶えるお手伝いができ、ご満足いただけました。
坪庭を眺め、季節を感じる入浴時間へ