施工実績

和室も暖かく、静かに。内窓断熱 ー趣をそのままに、和室の魅力をアップさせる方法ー

和室は暗く寒い…そんな印象をお持ちの方にぜひご覧頂きたい事例です。

こちらの和室はお庭に面しており、4枚建てのサッシには障子が付いておりました。また、欄間部分もありますから開口部からの熱欠損は大きく、夏暑く・冬寒いという状況になりやすいことは写真をみるだけでもわかります。

また、フローリングが主流の現代のお家事情のなかで、畳と障子がある和室をみると心が安らぎますが、やはり住んでいると和室ならではの苦労もあるわけで…。

12月になるとクリスマスや年末の準備、そして大掃除と多忙極まりなく、煩わしいことは少しでも負担を減らしたいというのが本音ではないでしょうか。

今回のお宅は窓リフォームのご要望でしたが、和室らしさを損なうことなく、より快適にお暮しできる方法をご提案させていただきました。

写真では分かりづらいかもしれませんが、内窓を取り付けますと、既存のサッシと二重になるので、今までのように障子を取り付けることができなくなります。

が!各メーカーが和室用の内窓を商品展開していますので、その中でこのお宅のご要望に沿った商品をご提案いたしました。

和室の4枚建てのサッシにはYKKap 内窓プラマードU Low-Eのすり板ガラスを採用。透明なガラスと違って、ガラス片面にサンドブラスト加工を施こして不透明に仕上げたガラスなので、プライバシーが気になる方におすすめの商品です。

また、今回はお施主様のご要望に沿わなかったのですが、この商品には格子入りタイプや和室用の組子入りの複層ガラスやLow-Eガラスもあり、選べる楽しみがありますので、ぜひ様々な商品を見比べてみてください。色展開も豊富ですので、リフォームの際もご自宅の内装材やインテリアに合わせることができます。

これでしたら障子がなくなっても、和室としての空間美も保て、また障子紙と違って破れたり変色することがなく、張り替えるという作業を手放せますね。

あと、このお宅はもう一窓、内窓を設置させていただきましたが、こちらはより目隠し効果のある和紙調ガラスを採用致しました。

こちらはLIXILインプラスLow-E 和紙調ガラス

和室で採用したメーカーと異なるのはなぜか…。それは私どもに“寒冷地での窓リフォームはより断性能に優れた商品をご提案したい”という想いがあるからです。

Low-Eガラスは特殊な金属膜をコーティングしたガラスで、断熱性や遮熱性を高める機能があります。この性質上、表面に装飾が施される「和紙調ガラス」との組み合わせは技術的に制限される場合があります。しかし、LIXILのインプラスという商品はLow-E複層ガラス和紙調ガラスを標準で選べるのです!

どうしても人目が気になる窓でしたので、より目隠し効果が高く、かつ断熱性能も高いものを選ぶとなると、このように同じお宅でも各部屋や各窓でメーカーが異なるケースが生じます。

内窓設置は商品知識や施工実績豊富なリフォーム店や建築屋さんにご依頼することをおすすめします!

なお、このお宅は先進的窓リノベ2024事業の補助金が交付されております。交付額は掃き出しの4枚建て・欄間部部の4枚建て・腰高窓の計3カ所で計16万円。今年度分は2024年12月末で補助金の申請が締め切られますが、なんと2025年度補正予算案に「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(先進的窓リノベ2025事業)」が盛り込まれました

なので、焦らずこの冬にじっくり検討してみるのもいいかもしれませんね。

先進的窓リノベ2025事業について▶▶https://window-renovation2024.env.go.jp/news/2024112901.html

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