こちらのお宅ではステンレスのキッチンや食器棚が並び、時間の経過を感じさせる「台所」でした。

この「台所」の隣には物置のように使われている部屋もありました。

もともとは、「台所」の部屋だけをリフォームする予定でしたが、隣の部屋と1つにすることで、キッチンとリビングを兼ねられる空間をつくることになったのです。

そこに至るまで、キッチンのデザインや配置、部屋全体のレイアウトなど様々な事柄についての打合せや提案があったことを思い出します。

ちなみにこちらは解体・撤去前の様子ですので整然としていますが、生活していた時は食器や日用品などがあり、それなりにボリュームがありました。

それでこちらをまず解体・撤去してから床・壁・天井など様々な部位についてリフォームを進めていきました。

工事中ではありますが、少しづつ空間が広がってきているのが分かります。

ここまで来るとリフォームもかなり進んできているのが分かります。レイアウトやカップボードによってかなりモダンで質感の高いキッチンが出来てきました。

このように広々とした料理をゆっくり楽しみながら、寛ぎの時間を過ごすことのできる空間が出来上がりました。この状態だけ見るともともとのキッチンのことなど忘れてしまいそうなぐらいです。2部屋を1部屋にしたこともあって、イメージが全く違うことが分かって頂けると思います。

こちらのキッチンはLIXILの「リシェルSI」というタイプで、同社のキッチンの中では上位クラスに位置します。レイアウトはオープン対面キッチンで別名ペニンシュラ（半島）型とも言います。半島型という謂れはワークトップの片側が壁に接続しているからです。

キッチンの背面にはカップボードなどの収納部も十分で、広々としたキッチンでありながら、普段の食器やキッチン道具などは上手く隠すことができ、いい意味で生活感を感じさせない上質さを持っています。

水栓はグースネックのタイプでハンズフリーです。手をかざすとセンサーが反応して、ハンドルを操作することなく、水・お湯を出したり止めたりすることが可能です（ちなみに浄水器付き）。

さらにはこちらのワークトップ（キッチン天板のこと）は同社が誇る「セラミックトップ」という材質です。セラミックは焼き物ですので、キズや汚れ、熱に強く、熱い鍋やフライパンをそのままおいても大丈夫ですし、包丁などもダイレクトに使うことが出来るほど丈夫です。その質感が私の写真で表現できないのが情けないですが…。

是非ともこちらのキッチンでできた料理を頂いてみたいなと密かに思っています。