こちらのお客様は玄関引戸を長く使っているのですが、今の玄関では玄関が寒いこと、また動きが悪かったり、鍵がかかりにくくなっていることから、玄関引戸のリフォームに踏み切られました。

写真で見る通り、デザインなどからかなり年数が経っている玄関に見受けられます。ただ、ご自宅はとても立派な造りをしており、全体的な格調高さを感じます。4枚建ての玄関引戸は、開口が広くとれ、高級感はありますが、その分だけ、どうしても断熱性の面では2枚建てや玄関ドアには劣ってしまいます。

こちらを、ペアガラス仕様の玄関引戸に交換する工事です。

また、玄関上に欄間部分がありますが、玄関だけ交換しても、上の欄間部分の性能が劣ったままだと、そこが断熱性の面で、弱点となってしまいます。

そのため、こちらの部分も性能の良いガラスに交換します。

こちらを同じ4枚建ての玄関引戸にし、欄間部分のガラスも交換します。

このように取替が完了しました。

玄関だけ見ると、新しいので浮いたように見えなくもありませんが、縦格子がアクセントになって存在感を感じさせます。

ペアガラスになっていますが、4枚建ての召し合わせ部分には大型のハンドルが使われているため、扱いがしやすく、動きも軽くなっています。

欄間部分は日本板硝子の「スペーシア」という「真空ガラス」に交換し、ガラスの断熱性も高めているのもポイントです。真空ガラスはペアガラスの中空層に当たる部分を真空状態に保つことで、ガラスの断熱性能を上げています。

玄関はLIXILの「花伝」K3タイプで縦太格子・槇調色です。

新しく格調高さを感じさせてくれる玄関引戸のリフォームが出来ました。

※写真では、木枠がそのままの色ですが、実際にはそのあと塗装をしています。